みなさんこんにちは。
salesforceお助け隊の加藤です。
今回は、差し込み印刷でカスタムオブジェクトを使用した場合に、
テンプレートファイル(MS Word)で使用できる項目についてご紹介します。
以下の3種類のデータがテンプレートファイルで使用できます。
(1)対象のカスタムオブジェクト
当然ですが、差し込み印刷の対象となっているカスタムオブジェクトの項目は、全て使用可能です。
但し、対象のオブジェクトから参照関係を辿ることはできないので、
参照関係を持つテーブルの項目は使用できません。
どうしても、参照関係を持つ別テーブルの項目を使用したい場合は、
以下の方法で対応可能です。
差し込み印刷の対象となっているカスタムオブジェクトと参照関係を持つ別テーブルの項目を、
差し込み印刷の対象となっているカスタムオブジェクトに数式型の項目として追加し、
参照関係をもつ別テーブルの項目が自動で更新されるようにします。
その数式型の項目をテンプレートファイルで使用すれば、
参照関係を持つ別テーブルの項目を帳票に出力することが可能になります。
(2)取引先責任者・取引先
取引先責任者の項目はテンプレートファイルで使用できます。
また、取引先責任者の親となる取引先の項目も使用できます。
これは、差し込み印刷を実行する際に、
取引先責任者を任意に選択することが可能だからです。
テンプレートファイルを使用して出力された帳票には、
差し込み印刷を実行する際に、選択した取引先責任者及び、
その親となる取引先の情報が出力されます。
これらは、差し込み印刷で作成する帳票が見積書や、
請求書のように相手先の情報を出力するような形式の場合に利用できます。
(3)ログインユーザ、その所属組織
ログインユーザの項目はテンプレートファイルで使用できます。
また、ユーザが所属している組織の項目もテンプレートファイルで使用できます。
これらは、差し込み印刷で作成する帳票に作成者の情報を出力したい場合に利用できます。
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